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人はいつも、自分がどうして生まれ、何のために生き、何に向かって行くかという、究極の問題についての解決を求めてきました。この神秘を、人びとは種々さまざまの名によって表わそうとしましたが、得に神という名でそれを表わしました。キリスト教は神ご自身がみずからを人々に啓示し、自分の心を打ち明けられたという事実に基づいているものです。イエズス・キリストは天の御父に向かって「永遠のいのちとは、唯一のまことの神であるあなたと、あなたがおつかわしになったイエズス・キリストを知ることである。」(ヨハネ17,3)と言われました。

☆人間の神に対する探求は、次のような点に向けられてきました。

(1)この世のものは自分をはじめ、みな有限であり、変化するということから、それらがもっとも根源的なものでないこと、したがって、ほかのものに依存しているということ。

(2)全自然界にすばらし秩序が見られ、またそのうちに偉大な目的性が、特に、生物界に現われていることから、知恵をもつ絶対者が存在するということ。

(3)すべての人びとに同じように良心の声があり、それを無視することはできず、このような良心の声があるという事実は、人間が人間以上の法に服しているということ。

(4)人間はすべて、心のうちに自分のはかなさを体験して、永遠、無限なものへのあこがれを感じ、人の心がその永遠に無限なものにおいてのみ、いこいを得るということ。

                  
神の本性

神は天地万物の創造主、無限に完全なおかたで、天地万物の主宰者、人間の慈悲深い父です。
(1) 神は無限に完全な唯一の絶対者です。
(2) 神は永遠で移り変わることがなく、はじめも終わりもありません。

「山々が生まれる前から 大地が、人の世が、生み出される前から 世々とこしえに、あなたは神。」(詩編90,2)

「かつてあなたは大地の基を据え 御手をもって天を造られました。
それらが滅びることはあるでしょう。しかし、あなたは永らえられます。すべては衣のように朽ち果てます。着る物のようにあなたが取り替えられると すべては替えられてしまいます。」(詩編102,26-27)


(3) 神は全知で、過去、現在、未来のこと、人の心の底まで、すべてをご存じです。

「更に、神の御前では隠れた被造物は一つもなく、すべてのものが神の目には裸であり、さらけ出されているのです。この神に対して、わたしたちは自分のことを申し述べねばなりません。」(ヘブライ4,13)

(4) 神は全能で、おできにならないことはありません。

「ああ、主なる神よ、あなたは大いなる力を振るい、腕を伸ばして天と地を造られました。あなたの御力の及ばない事は何一つありません。」(エレミヤ32,17)

(5) 神は遍在し、すべてのものに働きかけておられますから、一つの場所に限られることなく、どこにでもおいでになります。

「どこに行けば あなたの霊から離れることができよう。どこに逃れれば、御顔を避けることができよう。天に登ろうとも、あなたはそこにいまし 陰府に身を横たえようとも
見よ、あなたはそこにいます。曙の翼を駆って海のかなたに行き着こうともあなたはそこにもいまし 御手をもってわたしを導き 右の御手をもってわたしをとらえてくださる。」(詩編139,7-10)

また、神は真、善、美そのもの、聖そのもの(イザヤ6,3、黙示録4,8)、永遠の愛であって、正義とあわれみに満ちたおかたです。したがって、神はすべての人を愛し、正義をもってその善悪に報い、あわれみをもって罪に苦しむ人間を顧み、その救いをお計らいになります。

・「愛することのない者は神を知りません。神は愛だからです。」(Tヨハネ4,8)

・「わたしたちは、わたしたちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。愛にとどまる人は、神の内にとどまり、神もその人の内にとどまってくださいます。」(Tヨハネ4,16)

・「神はおのおのの行いに従ってお報いになります。」(ローマ2,6)

・「人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである。」(ルカ19,10)

・「あなたは存在するものすべてを愛し、お造りになったものを何一つ嫌われない。憎んでおられるのなら、造られなかったはずだ。あなたがお望みにならないのに存続し、あなたが呼び出されないのに存在するものが 果たしてあるだろうか。命を愛される主よ、すべてはあなたのもの、 あなたはすべてをいとおしまれる。」(知恵11,24-26)


なお、神はご自分の内的生命について、キリストを通して人間にお教えになりました。

参考文献:「カトリック要理 改訂版」 中央出版社より

          
      まなざし


    神のまなざしは
    私に そそがれる
    まるで 贈り物のように
    いつくしみと 愛をこめて。

    私は目をあげる
    神にむかって つつましく
    まるで 小さい子供のように
    お父さんに すべてを期待して。

    神と私のまなざしが 出合う時
    言葉は もういらない

    大昔から 知り合っている人のように
    たった一つのまたたきで 大切な事が分かり合う。

    神を識(し)ること ちょうど 神が私を識っておられるように
    神を愛すること ちょうど 神が私を愛しておられるように
    神を観(み)つめること ちょうど 神が私を見ておられるように
    神のうちにとどまること ちょうど 神が私のうちにおられるように。

                  「神の栄光を歌う 真珠の首飾り」グイノ・ジェラール著


  心の叫び

  神よ あなたは私の神 私は夜明けからすぐあなたをさがしています
  私の魂は あなたに飢えかわいている土地です

  主よ あなたはすべてご存じです 私があなたを愛していることをよくご存じです!
  誰のところへ私は行きましょうか? あなたは永遠の生命の言葉を持っておられる。

  誰があなたの愛から 私を離せるでしょうか?
  誰があなたの手から 私をうばえるでしょうか?

  母はまったく寄りかかっている子供のように
  私は あなたのとても近くにいます。 おお 私の神よ。

  私は あなたの胸に耳をあてて 静かに聞いています
  愛にあふれたあなたの心の鼓動を。

  そこで 生きているのは もはや私ではなく
  あなたが 私のうちに生きておられると よく分かります。

  そうです 実に 生きるにしても 死ぬにしても
  私は あなたのものです 主よ!

  心の底から 私は叫びます 「マラナタ!」と
  「アーメン 主 イエスよ 来てください!」

                   「神の栄光を歌う 真珠の首飾り」グイノ・ジェラール著




  詩編139,1-18



  【指揮者によって。ダビデの詩。賛歌。】
  主よ、あなたはわたしを究め わたしを知っておられる。
  座るのも立つのも知り 遠くからわたしの計らいを悟っておられる。
  歩くのも伏すのも見分け わたしの道にことごとく通じておられる。
  わたしの舌がまだひと言も語らぬさきに 主よ、
             あなたはすべてを知っておられる。
  前からも後ろからもわたしを囲み 御手をわたしの上に置いていてくださる。
  その驚くべき知識はわたしを超え あまりにも高くて到達できない。
  どこに行けば あなたの霊から離れることができよう。
             どこに逃れれば、御顔を避けることができよう。
  天に登ろうとも、あなたはそこにいまし 陰府に身を横たえようとも
              見よ、あなたはそこにいます。
  曙の翼を駆って海のかなたに行き着こうとも
  あなたはそこにもいまし 御手をもってわたしを導き
             右の御手をもってわたしをとらえてくださる。
  わたしは言う。「闇の中でも主はわたしを見ておられる。
                夜も光がわたしを照らし出す。」
   闇もあなたに比べれば闇とは言えない。
        夜も昼も共に光を放ち 闇も、光も、変わるところがない。
   あなたは、わたしの内臓を造り
         母の胎内にわたしを組み立ててくださった。
   わたしはあなたに感謝をささげる。わたしは恐ろしい力によって
           驚くべきものに造り上げられている。
      御業がどんなに驚くべきものか わたしの魂はよく知っている。
   秘められたところでわたしは造られ 深い地の底で織りなされた。
             あなたには、わたしの骨も隠されてはいない。
   胎児であったわたしをあなたの目は見ておられた。
      わたしの日々はあなたの書にすべて記されている
                まだその一日も造られないうちから。
   あなたの御計らいは わたしにとっていかに貴いことか。
                 神よ、いかにそれは数多いことか。
   数えようとしても、砂の粒より多く その果てを極めたと思っても
                わたしはなお、あなたの中にいる。


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