2-入堂の行列

 
  入堂の行列は 神が私たちの内に来られることを具体化する。 司祭と彼が着ている祭服は 神の現存を表し、司祭が伴う侍者たちと彼らが着ている白いアルバは、神を囲んでいる天使たちを象徴する。 

  ミサの最初から昇っている香炉の煙は この事実をもっと具体的に示す。 と言うのは神がモーセに現れる度に シナイ山が雲と煙に覆われていた。 また、砂漠の出会いの天幕を覆った煙は イスラエルの民に神の存在を具体的に表したこと、更にソロモンが建てた神殿が雲と煙で満たされたことを ミサの間にたく香の煙は思い起こさせると同時に 確かに、神は共同体の中に存在する事を見せている。

  司祭の行列と香をたくという二つのことによって、キリスト者の共同体が神の栄光を表す神殿であることを示す。 そういう理由で、キリスト者は、入祭の歌と行列が始まる前に、神を迎えるために、必ず、時間通りに教会に来ておくことがとても大切である。





     入祭の歌祭壇にキスをする
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