1-入祭の歌


教会の歌, 詩篇、賛歌と讃美歌は、全て祈りである。 どんな目的で歌われていても(礼拝、賛美、償い、感謝、祈願)入祭の歌は まずキリストの名によって、共同体として集まっている人々のうちに祈る心をつくる。 また、入祭の歌は、私たちの間に来られる神を迎えるために、全てのキリスト者が一致するように招いている祈りである。 それは 入祭の歌に合わせて、神が自分の民を訪れるからである。
  
入祭の歌は、典礼の霊的な行いであり、 聖霊の神殿として私たちを形づくる。
「あなたがた自身も生きた石として用いられ、霊に満たされた家に築き上げられるようにしなさい。 それは、聖なる祭司となり、イエス・キリストを通して神に喜ばれる霊的ないけにえを捧げるためである。」(Tペトロ2,5)

 「神は、聖所におられ、イスラエルの民の賛美の上に坐する方」であることを 詩編22,4は教えている。 従って、入祭の歌は 神が私たちの間に来られることを実現する。 入祭の歌に伴って入堂する司祭と侍者たちの行列が それを具体化する。



        歴史から見てみよう入堂の行列
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