15-福音

 
 叙階された人(司教、司祭、助祭)だけが、福音を読む。 但し、招きは次のように言う。 例えば、マタイによるイエス・キリストの福音と。
(Reading from the gospel of the Lord according to Matthew)
福音の後に言われるべきものは、次のようなものである。「Verbum Dei」「神のみ言葉をほめたたえよ」 皆が答えるのは、 「Laus tibi, Christe」「キリストよ、あなたに賛美」 この答えは私たちに共同体的にキリストが共に、ここにおられることを思い起こさせる。

福音を読む前に、信徒たちは額、口、心に十字架のしるしをする。 これは、 ユダヤ教の伝統的な動作である。 この動作は 神の言葉を心に留め、魂に刻み、覚えとして額に付け、絶えず口で語り聞かせる 事を具体的に思い起こさせる。
(・「今日わたしが命じるこれらの言葉を心に留め、」(申命記6,6 )
・「あなたたちはこれらのわたしの言葉を心に留め、魂に刻み、
これをしるしとして手に結び、覚えとして額に付け、」(申命記11,18)

そこで 私たちは、額、口、心に十字架のしるしをすることで、次のことを事で示す。
額:神言葉を黙想をするために また、その言葉が、絶えず自分の考えにあるように。 
口:神の言葉を宣言するために、その唇にあるように。 
心:神の言葉によって生きるように、私の心にあるように。

  


                アレルヤ説教
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